Life Like Style あとがきにかえて

イベント終了後、真夜中に打ち上げ会場について、その後9時まで佐野と漫画喫茶で時間をつぶした後にスクリーンをレンタル業者に返却し、帰ってからHP の調整をして、小道具で劇団の楽屋の様になっている部屋の片づけをしてから28時間くらい眠って、気がついたら兄の運転で実家に帰っていて〜・・・・・・

というフローを辿ったために報告&挨拶が遅れました。8月28日のLife Like Styleに協力していただいた全ての方にお詫びとお礼を申し上げます。ありがとうございました。

イベントそのものはナントカ無事に終わり、また協力してくれたアーティストやスタッフの方々もすばらしいパフォーマンスを見せてくれました。相変わらず自分たちには勿体無いくらいに強力な手助けを頂き、感謝しまくりです。

ただ、“そこ”とは別次元で今回は反省すべき課題が、これまでで最も多く残った回でもありました。「これまでで最も多く」というよりは、これまでやってきたことをまったく踏まえられていない、平たく言えば3年もやっててこんなことでまだ躓くのかよというコトなのですが。

ぶっちゃけて言えば我々がやっているようなイベントなんて、誰でもできることであって、偉っそうに『3周年!』とか言っていても、毎月とか定期的にやっているわけではないし、始めてから時間がそれだけ流れただけに過ぎないのです。そして、それだけの時間の中で、我々がどれだけ勉強を怠っていたか、成長をしていないかが、まったく露呈されたと感じました。具体的に言えば、知らないことを学び、初めて導入することは検証し、1時間が60分であることを理解し、説明はわかりやすい言葉を遣う、という4点が、姿勢として全く身についておらず、そしてそれを原因に、様々な人に息苦しい思いをさせてしまった場面も多々ありました。

もちろん、会場に居てくれた方々からはお礼やお褒めの言葉を頂いたり、中には労いや「また誘ってほしい」という旨の声までかけて頂いたことも多数ありました。それは本当にそう思ってくれているのだと信じたいし、ありがたいことなのですが、僕個人は上記のような細かな点がささくれ立っていて、そこで「3周年おめでとう」などという分不相応なご挨拶を頂いたときには、羞恥のあまりに胸が押しつぶされそうになりました。

LLSは11月、12月と続いていくのですが、はっきり言って今は過去の全てが後悔に飲み込まれ未来の全てが恐怖に遮断されている状況です。それでもやるしかないと思えるのは、それこそ感慨も達成感も嬉しさもミジンコ一匹ほどもない“3周年”ですが、それだけの時間がたっちゃったからこそこんな駄目な状態でアッサリとやんぴにするわけには、さすがにいかないよという僅かな自尊心と、こんな僕らでも暖かく応援してくれる人たちの信頼に応え、信用を少しでも回復しないとという責任感があるからです。

そして、LLSの基本コンセプトである「自分たちが誰よりも楽しむ」というスタンスは、その先にようやく、再び見えてくると思っています。

今後は心を入れ直して、基本に忠実に、チームワークを育てていきます。みなさま、懲りずにもう少しだけ見てやってください。


2005年8月の終わりに 自宅にて。
ZIONG HEAD岡野さんのボーカルにヤラれて、昨年とまったく同じ悔し泣きをした
Life Like Style 河原田隼人