【映画】ブラック・スワン

5月15日 @池袋HUMAXシネマズ

観てきましたー。以下ツイッターまとめ。

あらすじ(goo映画より)
ニューヨーク・シティ・バレエ団のバレニーナ・ニナは、純真で繊細な“白鳥”と、妖艶に王子を誘惑する“黒鳥”の二役を踊る「白鳥の湖」のプリマドンナに大抜擢される。しかし優等生タイプのニナにとって“白鳥”はともかく、悪の分身である“黒鳥”に変身することは大きな課題だ。初めての大役を担う重圧、なかなか黒鳥役をつかめない焦燥感から、精神的に追い詰められていくニナ。さらにニナとは正反対で、“黒鳥”役にぴったりの官能的なバレリーナ・リリーが代役に立ったことで、役を奪われる恐怖にも襲われる。ニナの精神バランスがますます崩壊する中、初日は刻々と近づいてくる…。

自分的には同じ監督(ダーレン・アロノフスキー)の前作「レスラー」と比べてあまり感情移入できなかったな〜。。。“こういう映画を俺も「感動した!」って言いたいなぁ”っていう印象。すごく洗練されてて、無駄のない話なんだけど、オゲージツ的というか、観る人間に要求されるレベルが高かったなぁ。

周りで見てた人(主に女の人)の中でもたくさん泣いてる人もいたんだけど、やっぱり自分は負け犬とか弱者が這い上がったりもがいたりする話がなんだよな。主人公がそこそこに恵まれた環境にある、っていうのが自分的にはネックだった。ナタリー・ポートマン演じる彼女があそこまで舞台の主役に執着して、あそこまでプレッシャーを感じなきゃいけないその理由が、イマひとつ解せないというか。

だから、ナタリー・ポートマンがだんだん狂っていく感じは凄くいいんだけど、ホラー的な脅かし演出とかやめてこう、もっと誠実に描いていってほしかったな。ていうかホラー的なのって、こわい上にその後に「びびらせたかっただけなん」って冷めることが多いからあんまり好きくないです。

基本的に彼女の頭の中というか幻覚だけで話が進んでいって、結局何が客観的事実なのかがわからないまま話が進んでいく。というのはスリリングさを出す演出としていいかもだけど、延々とそれをやられて、最後のオチまでもその見せ方で作られていたから、もう全編を通して不安感が拭えずに、ひたすら疲れる映画でした。

■予告

■HP
http://movies2.foxjapan.com/blackswan/