NHKにようこそ! (1)

YouTubeにおけるNHKのスプー動画削除の騒動について、ITmediaで取り扱われていました。
参・http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0606/07/news070.html
記事によると、削除依頼をしたところでまたすぐに同ファイルをローカルに保存している次のアップローダーが現われて、事実上取り締まるのは無理だとか、日本のテレビ局も本格的な対応にあたっているとか、こういう問題が起こった場合によくあるトン詰まりな状況になっているのが現状だそうです。

一昔前まではテレビやCDを録画・録音して人に貸すなんてのは誰でもやっていたわけで、さらには「これってホントは著作権法違反なんだぜ〜」なんてアホなことをのん気にも言ってたわけでですが、その手段と広がり方がインターネットというものに乗っかった瞬間に、いきなり国営企業が動き出すなんていう世知辛い今に比べたら、なんとも牧歌的な時代だったんだなぁと感じます。もちろん悪質というか目に余るようなケースは取り締まって然るべきだとは思いますが。

ただ、例えばYouTubeのようなサイトが無い状況でスプーを収録したDVDが発売されたとしたら、それ買うか？ と考えれば閉口してしまう訳だし、こういうネットで広がった話題に後付けで著作権を主張したようなケースも多いんじゃないかと考えると、メディア側の魅力のあるコンテンツ作りとかスピーディーなプロダクト化への努力とかはどうなのよ？　と無責任ながらも感じずにはいられません。

NHKにようこそ! (1) (角川コミックス・エース)