WEEK END

ルナシー復活のことを書いたけど、なんともXjapanも復活するらしい。
んー。こっちはどうだか微妙。
YOSHIKIがTOSHIをアメリカに呼んだということだけれども
お互いに
「サマーセーター着て『紅だぁー!!』って叫んでよ」とか
「やしろ食堂でツーバス叩いてよ」
みたいな話し合いをしたのだろうか。


なんにせよもう全てが手遅れみたいな感じで、ガッカリするだけになるのは必至だ。
なんていうか、確かに凄い歴史を残したんだけど、ミュージシャンというのはそれを気にせずにどんどん前に行かなきゃダメなような気がする。クロマニヨンズのヒロトやマーシーのように。


しかもHIDEがいない今、何をもってXの再結成とするというのか。
ゲストのギタリストを迎える予定というが、
そんな、自己啓発を終えたTOSHIの横で例えばSUGIZOがギターを弾いているライブなんて観たいか?


観たいな。


観たいがそれはすでにXじゃない。
やっぱりHIDEが「SADISTIC DESIRE」で「キャーッキャッキャッキャッ!!!」と叫び、TOSHIが「されーんじぇーらしーどんちゅーりーみーあろーん」と凄まじい発音と異常なキーで歌い、YOSHIKIが意味わかんないタイミングでドラムをぶっ壊したり、「カレーが辛い」っつってキレて開演を4時間遅らせたりとか、そーいうのがXの真髄であるわけで。
かつて好きだった者の心理としては、カッコよかったものはカッコよかったもののままにしておいて欲しいという想いから、復活は断固反対なわけである。
それにキレイな言葉で理屈こねて、肝心なことは語らずに再結成とか、文字通り客観的に見てやっぱりさみーもん。
そこへいくと、そーいうノリが多い業界に対してのアンチテーゼなのか、離反した原因も再集合した原因も全く隠さず、しかもそれを「仲直り」という絶妙な単語を使ってコミカルに演出にまでしてしまうオーケン筋少は、やっぱりサスガだなあと思えてしまうのである。