鈴木先生 4
ひさしぶりに麹町magooに向う。
今週がそうなんだけど、ずうっと弁当&夜は家メシで済ませていて、一発派手に美味しいものを食べる。だらだらと適当な物を買い食いするよりずっといいですよね。自炊するのもたまに美味しいものを食べるのも。心にも財布にも舌にもやさしい♪
って何だこの女性エッセイスト的な文章。
それにしても、ああ、料理が上手くなりたい。magooケイスケさんの出してくれる料理を食べてつくづくそう思いました。自炊するのはいいんだけど、やっぱりマシなものを食べたい。目分量でパパッと抜群の味付けにしたい。ちょうど良い火の通し加減にしたい。冷蔵庫の余りもの野菜で綺麗な盛り付けをしてみたい。
なんだけど、食べるのは自分だけだし、どうしても適当なものになってしまうし、実は自炊って料理そのものの腕前は上達しないのかも。やっぱり食べてもらえる人の笑顔っていうご褒美と、一緒に食べる空間ていう最高の調味料がないとね♪
って何だこの女性エッセイスト的な文章。
「Hanako」に連載でも始める気か!
【自炊】という言葉は、なんか響きも含めて負のイメージがある。というか切羽詰ってる感がある気がしませんか? 自らが生きるために作る食事という意味合いが強いこの響きには、なんか【料理】という言葉の持つ華やかさは無い気がします。【料理】は趣味になりうるけど、【自炊】はそんな場合じゃねーみたいな必死な感触がありますね。
【旅】が【旅行】に比べていろんな事情を含んでいるような印象があるのと似てます。
でもなんか、今まで会ったり読んだり見たりした中で惹かれた魅力ある大人っていうのは、料理より自炊を、旅行より旅を、負のイメージも含めて楽しめている人が多いんだよなあ。
鈴木先生4巻で言うところの「経験率」(=経験/体験)って奴なんだろうか。確かに自炊や旅は「経験」と言えるけど、料理や旅行は好きでやるもんだし胸をはって経験したと言うべきことでも無いよねえ。
- 作者: 武富健治
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2008/01/12
- メディア: コミック
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