風邪をひきながら清志郎を聴く。

関節痛いのはよくある話なんだけど。なんかもう、尻とかも痛いのよ。臀部が。
うがい薬→C1000→鍋焼きうどん→ユンケルローヤル錠→風邪薬→ポカリ→トローチ→マスクして寝。これを何セットも繰り返し。

闘病中にTBSラジオ「忌野清志郎リクエスト・スペシャル〜ぼくらの好きなおじさん〜」を、聞く。萩原健太山田五郎がパーソナリティ。
さほど詳しくもない俺でさえも、忌野清志郎のある面だけを切り取って画一的でお涙頂戴な追悼特集をするテレビが多い中、この番組は面白かった。
あとLifeのPodcast特番「葬儀の日に清志郎を語る」もちゃんとした解説が聞けた。

ポップミュージックとしてのロックという考えかたから見れば、清志郎をロックとくくるには大いに違和感がある。それよりもリズム&ブルース、ソウルのような黒いものへの系統が色濃く反映されている。日本人が白人のロックを真似してもだめで、黒人音楽を取り入れることとでロックンロールになりえる。

たしかにチャートに昇るような大ヒット作があったりするような感じではなく、ソウルフルなミュージシャンズ・ミュージシャンという一面、あるいは言葉が鋭かったり美しかったりする詩人としての一面、それと同時にアレンジが洗練されまくっているAORという印象が、我々世代のリアリティではないか。
「反骨のスター」「ロックの神様」とかわけわかんない紹介しかできないテレビ番組はうざいけども、それだけお茶の間にも認知させるような幅の広さとか、肯定的な度量の大きさも凄さなんだろうとも思う。