新吼えろペン 5 (5)
昼に鯨食った。
さして別にこれといって何も。
仕事終わりは呑。同期×2
うっぷん晴らし。
ある一方では絆が、ある一方では壁が、より屈強なものになっていく。
海産物豊富な店で、お通しがマグロの握り二カンという、変わったお店。
イワシ サンマ つぶ貝の刺身 鮭ハラス焼き アジのなめろう もやし炒め から揚げ
中生4杯。あ、5杯だっけな。確認してないけどありゃたぶん一番搾りだ。
帰りは電車で立ち寝。
■新吼えペン5巻。
漫画家のみならず、すべての仕事人に通じる悩みをさらけ出した3編を収録
・なかなか新作が出ないミュージシャンに対し
「駄作を作る勇気を持て!駄作で金を貰ってこそ本当のプロだ!! 納得のいく仕事だと!? 笑わせるな!! 予定を引き伸ばしてまで次のが出てこない時点で、待たされる方としてはもう充分に納得いってない状態なのだ!!」
・編集の立場から締め切りを守らないマンガ家に対し
「俺も含めて……本当の締め切りが過ぎないとアイディアがわかないとか抜かしている奴ら!! きさまら全員大マチガイの大バカ者だああーっ!!! この愚図野郎どもめら、早く原稿描きやがれーっ!!!」
・時代に媚びた大ヒット漫画を描く金持ちの姉と、情熱をこめたこだわり漫画を描く貧乏な妹の姉妹マンガ家をみてきたアシスタントが炎尾に対し
「先生は……売れたいんですか……? ええ作品を描きたいんですか…? どっちですかっ!? ふたつは選べませんよ!!」
内輪ネタに終わっていた全巻に比べ、島本和彦に何かあったのかと勘ぐりたくなるほどの、外に向けての挑発的な魂のメッセージ。
過去最高に熱い巻。
- 作者: 島本和彦
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2006/07/19
- メディア: コミック
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