LOVE&DESTINY(CCCD)
先日、テレビなんか見ないもんだから納豆騒ぎが起こってることもまったく知らずにスーパーに行ってしまいました。貧乏人の僕はスーパーではまずふりかけやらレトルトのカレーやらおしんこやらメンマやら、安くて米を食えるものをメインに買い込むわけですが、その中でも一気に3個(2個パックのを3個だから正確には6個)は買うことでお馴染みのエースストライカーの奴が全然いなくって、嘘を垂れ流してるテレビ局とそれを本気で信じて大量に買い込むバカな連中に、心底ムカつきました。痩せる太るとかの問題じゃなくて、こっちは生活がかかってるっつーの。
痩せる前の人の写真と痩せた後っていう人の写真が別の人だったり。
血中イソフラボンの値がまったく嘘だったり。
アメリカの研究者のコメントの訳が全然違う内容だったり。
えーっと、
全部ウソでしたー!! っていう。
わはは。
微妙にそれなりにそういう世界の人とも付き合いがあったせいで、テレビ番組は大概そういうやらせとか仕込みとかがあることは知っていましたが、今回のは「○○は××です」っていう完全な嘘を作っちゃったんだから凄いですね。イマドキテレビなんてそういうものばっかじゃんとスルーするわけにはいかないほどでした。
けどだからといって、今さらそんなウソをでっち上げなくたって納豆が身体に良いことなんて子供だって知ってるわけで、しかもかなり昔から言われていたことなわけで。なんてゆーかそれで、「だまされた! どーいうことだ!!」って血相変えてクレームの電話なりメールなり出す人っていうのは果たしていったい、その前にそんなプロレスにのっかちゃった自分を恥ずかしいと思わないのかなんてことも考えてしまいます。だって、繰り返しになるけど、大豆が畑の牛肉って呼ばれているほどタンパク質が豊富だし、脂肪分は不飽和脂肪酸だからすんごいヘルシーだなんて普通に常識だし、それで見向きもしなかった人達がテレビで「痩せます」って言われた瞬間に品切れになるほど買いあさって、ウソだってばれたらイキナリ抗議だなんて、普通の食生活している人間から考えたら正気の沙汰じゃない。どんだけ楽がしたいねんと。関西テレビだけにエセ関西弁で突っ込みたくなる気分で週の真ん中を終えています。
きっとこれは関西テレビ(というかその圧力を受けていたであろう下請けの製作会社)が世間の健康情報信者を素材にした、壮大なドッキリ企画だったんだ。ゲリラ的な社員がクレイジーな方向に熱意を燃やしてテレビのあり方を問うたテロリズム。そう考えれば新しいメディアミックスとしての可能性はあったかも。ねーよ。
納豆喰うたんびに、魯山人にならって何も加えずに400回かき混ぜてから食べるようにすれば少しは二の腕の肉が取れるでしょうか。
■納豆ネバネバー。ネバーグッドイナフ。すまん。
「Silly Story」名曲です。今となっては懐かしいCCCD。
- アーティスト: NEVER GOOD ENOUGH,佃信雄,関田心,NOB
- 出版社/メーカー: Limited Records
- 発売日: 2004/04/07
- メディア: CD
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