東京から考える―格差・郊外・ナショナリズム

帰ってからポストを開けると「TBS」のロゴが入った封筒が。
先日友達と小西真奈美の良さについて熱く語っていたのを盗み聞きした局の人が、きらきら研修医で共演させてくれる気にでもなったのかと、わくわくしながら中を見たら、中身はTBSラジオのLifeのノベルティである缶バッジでした。番組のロゴのやつと、漫画家の浅野いにお画のイラストのやつ。メールを送って番組で採用されたらもらえるんだった。こういうの久しぶりだからなんかウレシイ。
さっそくバッグにつけてみたけど、女の子の絵のバッジはいささか恥ずかしく、部屋で大事にとっておくことにします。
あと、封筒の中にはバッジと一緒に「これを友達とかに渡して宣伝してください」っていう趣の番組のフライヤーが入っていたんですが、このクオリティがモノクロの輪転コピー機で刷ったようなレベルで(笑)、天下のTBSで土曜20時に構える番組にしてはエラく手作り感がただよっていて逆に親近感が持てました。
SNSと連動した楽しみ方を提案していたり、ウェブ中継やポッドキャストを利用した番組の配信方法とかも活発にやっていて、糸井重里さんの回でも言っていたweb2.0論で言うところの情報のニ方向とか直接民主主義制みたいなものに上手く乗っけて、受け手が参加する(ように感じられる)マスメディアとして、ラジオの新しい楽しみ方の可能性が感じられるとか勝手に思ってたけど、手作りのチラシをメール採用者にグッズと共に送って「周りに教えてあげてください」とまでするプリミティブな活動の熱心さには正直アタマが下がりました。すごい。

■そのLifeでも紹介されていた本。
東西格差とか郊外と都心の考え方とか、街の個性と帰属意識とか、シモキタとアキバ等の再開発現状などなど、正直高卒の僕にはめちゃくちゃ難しい内容でしたが、渋谷や池袋などのなじみのある街の話しをリードにして、全体的には面白く読めました。加えて、城北地区で育った人間としては、東京の東側とか南側の人の(著者2人の)「東京」に対しての考え方が興味深かったです。
東京を考える、東京から考える、というタイトルも端的に内容を表していて秀逸。