K.AND HIS BIKE

■首都圏の交通機関共通のICカード「PASMO」が大人気で、今日からしばらく発売が定期券だけに限定されるというニュース。ひと月しか経ってないのに読み甘ぇだろ! とは思うものの、実際に販売数でもあるのべ300万という数を見て、そんなに沢山の人が必要として買い求めたという事実の方が驚きましたね。ICカードの電子マネーって、実際に使っているほとんどの人が、それを使っているときに何処で何が起きて結局誰のところにお金が動いていることを知らないというところに、ある種の不気味さがあります。例えばPASMO一つとっても300万という膨大なマーケットをひと月で作ってしまい、しかしそれが完全に首都圏内だけという閉ざされた空間のみで生まれているという、不思議なビジネスモデルなわけで、こういう、ここ数年で急激に増えた“イシュアビジネス”というやつの、見えないところで莫大なお金が動いている感覚が、古いタイプの人間としては社会に踊らされているような恐さがたまりません。*1
そんなことを考えながら改札機はPASMOをどれほどのスピードで読み取るかみたいな実験を、地下鉄の駅で夜勤明けに職場の人とやって遊んでました。きゃっきゃ言ってました。
the band apartのコピーに挑戦してみるも、まったく歯が立たず。複雑なテンションコードの聞き取りが困難なことと、単音パートでもスウィープやタッピング、弦飛びなどなど使いまくりでスケールも読めない。Wikipediaで調べたら元はメタルのバンドだったそうで、それならばこの早弾きのテクニックは頷けると思いながらも、一方でジャズからボサノバにまで至る作曲・アレンジの幅の広さのバックボーンも気になるところです。特に川崎さんのパートは凄まじく、今月末に出るライブビデオではじっくり研究したいと思います。ライブでは低い位置に構えたモズライトを、黒髪を振りながら狂ったように弾いている姿もイカしてて、そんなところも要チェックですね。

K.AND HIS BIKE

K.AND HIS BIKE

*1:まあ実際PASMOの契約関係がどういうフローをとっているのかは全く知らないんで全て憶測なんですが。でも必ず「手数料」ってのは動いてるわけだしねー。