YO-KINGミニライブ@浅草ライオンビル、井上亀夫展「カメオ博」

春、ということで時期的にも気候的にも、人生において変化が起きやすいとき。
この四月で、入籍とか披露宴とかおめでたとか出産とか。
親しい仲間の報告から、かつての友人についての風の噂まで含めると、
計6組。ですよ。

って、「計」ってまとめるのも失礼か。

とにかく心をこめて祝福したいと思う。凄いことですよね。
知らせは突然でも、それまでにその人の中でいろいろなドラマがあったわけで、
偶発的な要素はひとつもない、積み重ねなわけだ。
知り合いでいながら、知らないところで人には歴史がある、と思うと、
時間の流れを感じると共に感傷に見舞われる。

なことを考えながら、
日がな一日『水曜どうでしょう』のDVDを見て休日を過ごしている俺が
能天気に「おめでとうー」とか言うのも、
なんだか失礼な気がしてくるんですけど、どうですか?

昔から、あまりにおめでたいことについて、「スゲー」の方が先立ち萎縮しちゃって
「おめでとうございます」がなかなか言えない河原田です。

だってなんか、その人のそれまでにだって沢山の悩みとか苦労もあったはずなのに、
「おめでとう」とかって軽く言うけど、おめーに何がわかんだよっ
とかって気になって気分を害したりしないかな。
なんて思わないですか?


そんでそんなことを勘ぐること自体もまた野暮な気がしてきて、
結局「黙る」という最も礼を失した態度になってしまうこともあったりして。

やはり俺は人としてちょっとアレだ。


あと何人かが会社を辞めた。
誰のせいそれはあれだ春のせい♪
ってことだ。
この不況の折に会社を辞めてくのも凄いことだけど、それだけ余裕とやりたいことがあるっていうことなんでしょう。羨ましい。
頑張って欲しいと思う。



久しぶり浅草にやってきました。

ケータイ撮
この先どうなるのかなと思いつつ、不幸なことが起きないように浅草寺を参る。
仲見世通り、人がいっぱいでした。
そしておみくじ。
とりゃ! 凶!

ケータイ撮
そんな一人遊びを終えたところで友人夫妻と合流。
凶は、もとい今日は、ここ浅草で行なわれるライブを観に来たのです。
昭和のかほりがするレトロなビルヂング、ライオンビル。

ケータイ撮
井上亀夫さんというテディベアアーティストが自身の作品の展覧会があって、
そのお祝いで、友人であるYO-KINGが内輪でのミニライブを開くということなんですが、
ひょんなことから観させてもらうことになりました。


やーすごい。あのよーきんが考えられないような距離で、ギター弾いて歌ってる。
なんだか凄く染みました。
ソロの曲と、ジョンレノン、ボブディランのカバー、新曲と、真心の「空にまいあがれ」
シンプルなセットでレトロなビルで聴く、弾き語り。
古いビルの残響も手伝いつつ、アットホームな雰囲気。
つまびく弦とプロを感じさせる声量。ときおり入るブルースハープ。それだけ。
でもほんとにどの歌もめちゃくちゃよくて、虚飾のないメッセージが響いた気がします。

ブラインドの隙間から落ちてく夕日をみつつ、珠玉の時間を過ごすことができました。
なんと贅沢な休日。