毎年この日が一番憂鬱だなー

 8月最期の日です。くー。夜更けの嵐とともに、せめてこの切なさを楽しもう。

 インターネットの各検索エンジンでは「夏休みの天気」「読書感想文」というキーワードによる検索が殺到しているそうです。いいなぁ、今の小学生。

 仕事をし、本を読み、ラジオを聞きながら寝るという生活パターンなのですが、オリンピック中はやはりテレビを観ていました。始まる前はそんなに沸点が高いわけでもないのに、始まってみればこの盛り上がり。現金なもんです。

 最後に観た競技は女子新体操。村田由香里選手の演技で、りんけんバンドの曲が流れたのは笑いました。というか驚き。さらに次は北野武監督『座頭市』の曲が。JASRACってオリンピックについても楽曲使用料を取るのでしょうか。その際にはIOCが払ったりするのか? とか考えていました。

 テレビというものがだんだんつまらなく感じていたんですが、やはりちゃんと観ると面白い。まあそれはオリンピックというものが面白い、ということに他ならないのですが、「面白いものを面白く放送する技術」というのも確かにあるわけで、真夜中に観る松岡修造の暑苦しささえ、テレビ朝日の誠意なのかと感じてしまいます。

 もちろんオリンピックなんてつまらねーよ! という人もいるでしょうし、国民全員がオリンピックに夢中なわけではないけれど、でもやっぱり世間が一つの話題に染まる(ように見える)というのはいいもんです。

 ただ、オリンピックの話でいうと、選手たちが活躍したとしても、そのスポンサー会社の株価というのはほとんど影響をうけていないんだそうです。金メダルを取った選手の会社でも、一瞬値上がりして、すぐに元どおりに。卓球の福原愛ちゃんが第2戦で勝った後に、客席のお母さんが無表情でスポンサーのミキハウスの幕をテレビカメラに向けて広げていたキッツイ広報活動も効果はなかったそうです。

 国全体としてはGDP(国のお金回りの良さ)の上昇が期待されていましたが、過去のデータから見ると、GDP上昇の条件は金メダルが18個以上と結構厳しめ。それから銀メダルは少ない方が良いとのことです。悔しさの表れか? オリンピックにおける経済効果は思ったよりハードルが高かったようですね。

 9月はZAZEN BOYS、EGO-WRAPPIN'、ソウル・フラワー・ユニオン小島麻由美などの新作が出るぞ!